【シニアのためのWEB活用】投稿を始めるその前に!成功の8割を決める「リサーチ(事前準備)」の基本

デジタル広報支援

三重県内のシニア経営者・事業主の皆さま、こんにちは!地域の意義のある事業者様をWEBの力で応援する、WEB広報支援の多田です。

前回の記事では、ホームページやSNSを始める前の「目標設定(ゴール)」についてお話ししました。目標が決まると「さあ、さっそく記事を書くぞ!投稿するぞ!」と意気込んでしまいますよね。

しかし、ここで焦ってはいけません。ゴールの次にやるべき、WEB運用の成功を左右する超・重要ステップがあります。

それが「外部環境(自分たちを取り巻くすべての状況)のリサーチ」です。

実は、多くのWEBマーケティングの専門家が「戦略を立てる時間の8割はリサーチに費やすべきだ」と言うほど、事前の調べごとは重要なのです。ここを疎かにすると、「誰も求めていない発信」になってしまい、せっかくの努力が空回りしてしまいます。

今回は、難しい専門用語をできるだけ噛み砕いて、まず押さえるべき「3つのリサーチ方法(フレームワーク)」をご紹介します!

WEB運用の前に知っておきたい「3つのリサーチ方法」

リサーチと聞くと難しそうですが、要するに「世の中の動き」「ライバルの動き」「お客様の気持ち」を整理する作業です。まずは以下の3つの引き出しを頭に入れておきましょう。

① マクロ外部環境リサーチ(PEST分析)

マクロ外部環境とは、「自分たちの力ではどうしようもない、世の中の大きな変化」のことです。これには法律や景気、社会の流行などが含まれます。

これらを整理する道具を「PEST(ペスト)分析」と呼びます。

  • P(政治・法律): 補助金制度の変更、インボイス制度の導入など

  • E(経済): 物価高、地域の景気動向など

  • S(社会・文化): 高齢化の進行、健康志向の高まりなど

  • T(技術): AIの普及、新しいスマホアプリの流行など

シニア世代のWEB活用では、特に「T(技術)」が重要です!

「最近の60代・70代はどのSNSを使っているのか?」「スマホでどうやって検索しているのか?」といった最新の技術や利用動向を押さえておくことで、どのネットツールを使うべきかが見えてきます。

② ミクロ外部環境リサーチ(5フォース分析)

ミクロ外部環境とは、世の中全体ほど大きくはないけれど、「自分たちの業界や商売に直接影響を与える、少し身近な環境」のことです。

ここでは「5フォース(5つの脅威)分析」という道具を使って、主に以下の5つの要素をチェックします。

  • 顧客: お客様の買い方や好みの変化

  • 競合他社: ライバル店が新しく始めたサービスやWEBでの発信内容

  • 新規参入: 異業種や大手企業が新しく地元の市場に入ってくる動き

  • 代替品: 自分たちのサービスに代わる、新しい選択肢(例:店舗での習い事に対する「オンライン講座」など)

  • 供給業者: 仕入れ先や原材料の値上がりの状況

これらを把握しておくことで、「今、自社がどんなピンチやチャンスに直面しているか」がはっきりします。

③ 外部と内部をつなぐ基本(3C分析)

リサーチの王道であり、すべてのベースになるのがこの「3C(スリーシー)分析」です。

これは非常にシンプルで、次の3つの「C」の頭文字を取ったものです。

要素 意味 調べるポイント
Customer(顧客) 市場・お客様 お客様はどんな悩みを持っているか?
Competitor(競合) ライバル ライバルはどんなWEB発信をしているか?
Company(自社) 自分たち 他社に負けない、自社だけの強みは何か?

💡 ここがポイント!

この「3C分析」は、ホームページを立ち上げる最初だけでなく、「これから書くブログの記事1本」「今日発信するSNSの投稿1つ」ごとに毎回リサーチして考える必要があります。

「この記事は、どんな悩みを持つお客様(Customer)に向けて、ライバル(Competitor)が書いていない、自社(Company)ならではのどんな役立つ情報を届けるか?」を常に意識しましょう。

まとめ:急がば回れ!「調べること」が最大の近道

ホームページやSNSの運営は、ついつい「何を書くか(発信)」ばかりに目が向きがちです。しかし、本当に大切なのは「世の中やお客様が何を求めているかを調べること(リサーチ)」です。

最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、事前にしっかりリサーチをしておけば、「この記事、まさに私のためのものだ!」と地域の皆さまに深く刺さる発信ができるようになります。

「急がば回れ」の精神で、まずは自社を取り巻く環境をじっくり見つめ直すことから始めてみませんか?