多度観音堂|多度大社の東境内にある観音様

多度観音堂について

「北伊勢神宮」と呼ばれ、伊勢神宮に祀られる天照大御神の御子神、孫神をまつる多度大社の東境内にあるお寺です。

763年多度大社の東の地にて、満願禅師が道場を開き、ある夜多度大神の信託を受けて、堂を建立したのが起源と言われています。

観音堂の内部には本尊の千手観音菩薩と、十一面観音菩薩立像の2体の観音像があります。

伊勢西国三十三所観音巡礼 第三十三番

三重県内にある観世音菩薩で構成された霊場で、お伊勢参りとともに多くの参拝者が訪れる由緒ある古巡礼です。

伊勢西国三十三所観音巡礼について詳しくはこちら

多度観音堂へのアクセス

住所:〒511-0106 三重県桑名市多度町多度1681


最寄り駅:養老鉄道多度駅から1.7㎞

多度観音堂を巡る旅ランウォーク

【ランタビルート】伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(桑名編)

多度観音堂の見どころ

2体の観音様が祀られるお堂

「千手観音」と「十一面観音」と記された白い幟が両側に建つ石段を登ると、こぢんまりした観音堂の一段高くなった内陣中央に、千手観音立像と十一面観音立像が並び置かれています。

2体は像高110センチほどの大きさや姿がどこか似ていて、一対に思えるほどですが、制作年代も来歴も異なります。

地名にもなった千手観音

多度観音寺から多度大社に行く途中にある千手橋と千手坂は、室町時代に起きた大地震によって行方が分からなくなっていた千手観音がこの地で見つかったため名づけられたそうです。

十一面観音は観音堂の前身・かつての法雲寺の本尊

もう一つの観音様は多度観音堂の前身で、かつては大きな規模にあった法雲寺の本堂で、遣唐使船に乗った小野篁(たかむら)が大風で船が大破した際、一命をとりとめたのはこの寺のおかげと、以来熱心な信者になったという伝承もあるようです。

観音堂の前には創設者の石碑も

神社を守る多度神宮寺を奈良時代に創建した満願禅師の石碑が、観音堂の前に建てられており、毎年供養も行われています。

いろいろな困難を乗り越えてきた観音様

多度は多度大社を守る多度神宮寺が奈良時代に創建されるなど、全国的にも速い時期に神仏習合が始まった地で、戦国時代の初めには寺院が70、僧侶は300人余りを数えたそうです。

その後信長の兵火によって焼き払われてしまい、江戸時代に桑名藩主によって神社は復興したものの、周囲のお寺は衰退し、さらに明治初めの神仏分離令により、ほとんどのお寺が廃されました。

同様に多度観音堂の前身・法雲寺も廃寺となり、多度大社のお手洗い川に観音堂を建て、2体の観音様が祀られていましたが、明治時代には集中豪雨に会い観音堂は流失し、翌年に小堂が再建されました。

その後昭和38年に信者の寄付により、像の修復を行った際に、小堂は改築され、仏具調度品も整備され現在に至っています。

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