
石薬師寺とは
石薬師寺は東海道を参勤交代で通る大名が、道中の安全祈願のために立ち寄ったとされるお寺で、殿様の足元に配慮された丸みのある石段が残されています。
726年に泰澄というお坊さんが、地底から見つけた巨石が薬師如来の出現と悟り、草庵を建てたのがはじまりとされ、その後この巨石を弘法大師が自ら刻み、開眼供養を行った薬師如来像が本尊です。
(御朱印には「泰澄弘法二師開基」とあります。)
本尊は秘仏となっており、毎年12月20日のおすす取りに合わせて、ご本尊開扉を行っています。
このお寺のご利益としては厄除けのほか、家内安全・身体安全・病気平癒等、諸願成就の祈願を行っています。
「三重四国八十八ヶ所霊場 番外1番」、「鈴鹿七福神 恵比寿」
石薬師寺へのアクセス
住所:〒513-0012 三重県鈴鹿市石薬師町1
最寄り駅:JR河曲駅から2.1㎞、JR加佐登駅から2.3㎞
石薬師を巡る旅ランウォーク
三重四国八十八カ所霊場 第64番
四国にある空海ゆかりの88カ所の仏教寺院の霊場巡り「お遍路」の三重県版で、空海が伊勢神宮へ参拝する際に実際に通った道を中心に、八十八カ所の巡礼地を巡ります。
鈴鹿七福神 恵比寿
鈴鹿市、菰野町と北勢エリアの7つの神社や寺院を巡る七福神巡りです。
石薬師寺の見どころ
広重の「東海道五十三次」にも描かれた山門
日光・月光の両菩薩なども安置
このお寺には本尊の石薬師如来像のほか、紀州徳川家が寄進した日光、月光の両菩薩などが安置されています。
またヒンドゥー教の神様・ガネーシャも祀られています。
神戸藩主により再興
嵯峨天皇の勅願寺となって、寺勢は栄えたのですが、戦国時代の兵火により一度は焼失。
その後神戸藩主の一柳直盛によって再建され、東海道五十三次の石薬師宿にちなんで、今の石薬師寺となりました。