ランニングフォームづくりの基礎はウォーキングから
ウォーキングはランニングの基礎となるフォームづくりにも最適です。
ただウォーキングの際に間違ったフォームを覚えてしまうと、ランニングでもそのフォームの悪い癖がそのまま出てしまい、怪我や故障につながりやすいフォームになってしまう可能性も・・・
そこで今回の記事では「ランニングフォームを作るために知っておきたい歩き方のポイント」について紹介していきます。
ウォーキングによるフォーム作りで心がけたい3つのポイント
ウォーキングをする際にまず心がけたいのは姿勢作りで、「まっすぐ前を向く」「肩の力を抜いてリラックス」「背筋をまっすぐ伸ばす」「つま先はまっすぐ前に」の4つを心がける事が必要です。
それに加えて実際にウォーキングを実施する際には、下記ポイントを押さえておくとさらに効果的にフォームを作れます。
1.ひじを後ろに引くイメージを持つ 2.腰から脚を出す事を意識する 3.足裏をかかとからつま先へ転がす |
その一つ一つを見ていきますと・・・
1.ひじを後ろに引くイメージを持つ
ウォーキングの際はリラックスして肩の力を抜いた状態で、肩を動かしてひじを少し曲げ、そのひじをスッと後ろにひく意識を持つが重要となります。
ウォーキングをしている方の中には肩に力が入りひじをひく時だけでなく、前に出す時まで力が入ってしまっている方がいらっしゃいますが、「少し力を入れるのはひじを引く時のみ」「肩に力が入らない状態を維持する」この2点を心がけながら歩くと、より効率よく前に進むための腕振りが出来るようになります。
2.腰から脚を出す事を意識する
ウォーキングではできるだけ大きな歩幅で歩いた方がいいので、まずは歩く際はひざをあまり曲げず、できるだけまっすぐ伸ばす事を意識する必要があります。
さらに脚を前に出す際は脚の付け根から脚を降り出すというよりは、骨盤(腰まわり)からグイッ、グイッと脚を前に出すイメージが重要になります。
この辺りは文章だけで表現するのが難しいところではあるのですが、ひじを後ろに引いた腕振りが出来るようになってくると自然と骨盤が動くようになり、腰から脚が出るフォームになってきますので、まずは「腕を後ろに引く」「膝をあまり曲げない」この2つを心がけて歩くようにして下さい。
3.足裏をかかとからつま先へ転がす
ウォーキングやランニングでは足裏の重心移動が非常に大切で、かかとからつま先に向けて、前へグイッと体重移動できるようになると自然と前へ進むスピードが上がります。
そこで心がけたい事が、かかとからつま先へ足裏を転がすイメージでの着地を心がける事。
このことをウォーキング用語では「ローリング」というのですが、足裏をうまく転がせるようになると、よりスムーズな着地にもつながり怪我のリスクも軽減されます。
ただ注意したいのが必要以上にかかと着地を意識して、かかとであまり強く着地すると大きなブレーキにもなりかねないため、忍び足のイメージでゆっくりとかかとから入りスムーズにつま先へ体重をかけていく事を心がけて下さい。
ウォーキングフォームはランニングにもつながる
以上のようにウォーキングの際のフォームのポイントについて書かせていただいたのですが、この動きのほとんどはランニングを実施する際のポイントにもなります。
普段走っているときにはなかなか意識できないポイントも、ゆっくりとした動きで実施できるウォーキングなら意識する事が出来ます。
そんなウォーキング、疲れている時や軽い怪我をしている時、そしてフォームが崩れていると感じているときにはかなり有効なトレーニングとなりますので、どなたでも積極的に取り入れるようにしてみて下さい!!
投稿者プロフィール
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合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト
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