聖宝寺|藤原期に造られた庭園や滝、紅葉など景観抜群のお寺

聖宝寺(しょうぼうじ)について

鳴谷山聖宝寺は深い山の中にあり、平安初期に天台宗の開祖・最澄によって開かれたお寺で、当時は七堂伽藍(主要な建物が整備されているお寺の事)を持つ広大な境内があったと言われますが、戦災で焼失し、江戸時代中期に再興されました。

聖宝寺は伊勢西国三十三所観音霊場29番札所で、本尊に十一面千手観音菩薩が安置されています。

境内には藤原期に造られたと推測される庭園が当時の姿そのままに保存されており、池には回遊式と築山式があり、回遊式の大きい池は別名浄土池と呼ばれ、浄土の世界を表していると言われます。

また紅葉が池に映りこむ「さかさもみじ」が有名で、近年は紅葉の時期に行われるもみじ祭では、多くの参拝客でにぎわいます。

また同じく境内には藤原岳から湧き出る伏流水が石灰岩の地中に流れ落ちる2本の滝「鳴谷の滝」があり、夏場に特に人気のスポットです。

本堂の十一面千手観音は33年に1回の御開帳のほか、11月第3日曜日に御開帳されます。

聖宝寺へのアクセス

住所:〒511-0518 三重県いなべ市藤原町坂本981


最寄り駅:三岐鉄道三岐線・西藤原駅から1.8㎞

 

聖宝寺周辺のおすすめスポット

おすすめの記事