赤目四十八滝へのみち(8㎞)|23瀑の景観抜群の滝を巡って歩こう

コースのポイント

赤目四十八滝は室生赤目青山国定公園の中心に位置し、三重県と奈良県の県境付近にある、滝川の渓谷にかかる多数の滝の総称の事で、約3.3㎞の回遊路は遊歩道となっていて、四季折々の景観を楽しみつつ、心身をいやすマイナスイオンを浴びながら、滝めぐりウォークが楽しめます。

このコースは「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されています。

このコースでは多少アップダウンはあるものの、「ひやわい」と呼ばれる迷路のような路地や水路など、地形の変化に富んだ景観を楽しみながら、歩くことができます。

*このコースを歩くためには、渓谷保全料(赤目四十八滝渓谷入山料込み)大人1,000円、小人500円が必要で、お手洗いは渓谷入口から800mの距離にある千手滝付近にあります。

赤目四十八滝とは

赤目四十八滝(あかめしじゅうはったき)の滝の数は「たくさん」などの意味を持つ「四十八」ではなく、名のある滝だけで、滝つぼも含めて23瀑の滝があります。

また「赤目」の名は、役の小角(えんのおづぬ)が滝に向かって修行していた際、不動明王が赤目の牛に乗って出現したという伝説に由来しています。

また伊賀忍者の祖として知られる百地三太夫(ももちさんだゆう)が、この地を修行の場として、多くの伊賀忍者を育成したことも伝えられています。

この数多くの滝が織りなすアートは、「平成の名水百選」、「日本の滝百選」、「森林浴の百選」、「遊歩道百選」と数多くの名所百選に名を連ねています。

中でも特に見どころとされる赤目五瀑(不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝)は必見です!

コースマップ

コースの見どころ

赤目滝水族館(旧称:日本オオサンショウウオセンター)|名張市

赤目滝水族館は赤目四十八滝の入場場所にもなっており、滝を再現した水槽などには、赤目生まれのオオサンショウウオなど国内産を中心に、9種約50のオオサンショウウオが展示されているほか、8種ものコケ類を展示しています。

2024年4月20日にリニューアルオープンし、「赤目四十八滝の自然とつながる水族館」をコンセプトにしています。

赤目四十八滝 渓谷保全料(水族館入館料と渓谷内入山料) 大人1,000円、小人500円

赤目滝水族館について詳しくはこちら

赤目滝水族館へのアクセス

無料駐車場もあるため車で行くのがお勧め、近鉄・赤目口駅から約5㎞、赤目口駅から「赤目滝」へのバスもあります。

不動滝|名張市

不動滝は赤目四十八滝の中でも特に見どころとされる5つの滝「赤目五瀑」一つで、高さ15mの滝で、不動明王(にちなんで名づけられました。

警告入り口から230mほどの距離のところにあります。

不動滝について詳しくはこちら

千手滝|名張市

千手(せんじゅ)滝は赤目四十八滝の中でも特に見どころとされる5つの滝「赤目五瀑」一つで、高さ15mの滝、岩、樹木、滝つぼが調和した美しさが見どころです。

渓谷入口から800mほどの距離のところにあります。

千手滝について詳しくはこちら

布曳滝|名張市

布曳滝(ぬのびきたき)は赤目四十八滝の中でも特に見どころとされる5つの滝「赤目五瀑」一つで、高さ30mから一条の布をかけたように落ちる滝です。

渓谷入口から900mほどの距離のところにあります。

布曳滝について詳しくはこちら

荷担滝|名張市

荷担(にない)滝は赤目四十八滝の中でも特に見どころとされる5つの滝「赤目五瀑」一つで、高さ8mの滝が岩を挟んで二つに分かれて流れ落ちる滝は、赤目四十八滝屈指の美しさとまで言われています。

渓谷入口から2600mほどのところにあります。

荷担滝について詳しくはこちら

琵琶滝|名張市

琵琶(びわ)滝は赤目四十八滝の中でも特に見どころとされる5つの滝「赤目五瀑」一つで、高さ15mの、楽器の琵琶に似ていることから名づけられた滝です。

赤目五瀑の中では最も奥にあり、渓谷入口から2870mほどの距離にあります。

琵琶滝について詳しくはこちら

赤目滝水族館(旧称:日本オオサンショウウオセンター)|名張市

三重の歩きたくなるみち500選・全11コースを歩こう

このコースは一般社団法人日本ウオーキング協会が日本の美しい四季と景観、地域の観光資源、歴史資源、文化遺産、食の道などを訪ね歩く目的で、国土交通省・NHK・共同通信社・全国地方新聞社連合の後援を得て日本の美しい道を全国から認定した「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のコースです。

この500選のうち、三重県内で500選に選ばれているのは11コースあります。

ここで選ばれている11コースの中には、伊勢神宮を外宮から内宮まで歩くコースや、熊野古道、赤目四十八滝、関宿など三重県を代表するスポットを巡れるコースがそろっています。

ぜひこれを機に三重県内全11コース踏破に挑戦してみてください!

三重の「美しい日本の歩きたくなるみち500選」を歩こう

 

投稿者プロフィール

らんしす 多田夏彦
合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。

個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト

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