伊勢街道(伊勢街道・外宮、内宮へのみち)(6㎞)

コースのポイント

「お伊勢さん」「大神宮さん」と多くの人々から親しまれる伊勢神宮は正式には「神宮」といい、内宮には皇室の祖先で、太陽神ともされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、外宮には天照大御神の食事を司り産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。

内宮と外宮に分かれている伊勢神宮は、距離が少し離れていますが、どちらか一方だけをお参りする方も多いですが、これは「片参り」と呼ばれ、あまりよくないという説もあるようです。

今回紹介するコースはお伊勢参りの正式な順番とされる外宮から内宮までの順序をたどり、皇室との関係性も深い伊勢神宮を満喫いただく事ができます。

このコースは「美しい日本の歩きたくなるみち500選(三重県内は11コース)」と「新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道(三重県内は30コース)の両方に選定されています。

コースマップ

コースの見どころ

伊勢神宮 外宮|伊勢市

食物・穀物を司る豊受大御神(とようけおおみかみ)が祀られている、皇室との関係もかなり神社です。

伊勢神宮参拝の順序は、外宮から内宮へ回るのが、古来からの習わしとされています。

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せんぐう館|伊勢市

20年に一度行われる「式年遷宮」後世に伝えるために、第62回神宮式年遷宮を記念して建てられました。

外宮の勾玉池のほとりにあります。

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大林寺・油屋跡|伊勢市

寛政8年(1796年)に起こった、古市の妓楼油屋で遊女お紺と孫福斎の殺傷事件「油屋騒動」が有名です。

大林寺にはお紺と孫福斎の比翼塚がひっそりと建っています。

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伊勢古市参宮街道資料館

参宮街道の歴史や、参宮帰りの客でにぎわった遊郭、古市を中心に栄えた伊勢歌舞伎についての資料や映像があります。

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伊藤小坡美術館|伊勢市

明治から昭和にかけて京都画壇の中心として活躍した伊藤小坡の作品が展示されています。

建物は土蔵をイメージして建てられたそうです。

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猿田彦神社|伊勢市

導きの神様である猿田彦大神を祀る神社で、伊勢神宮内宮のすぐ近くにある神社です。

猿田彦大神は伊勢の地を中心に国土の開拓・経営に尽くされた地主神と伝えられています。

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おかげ横丁|伊勢市

伊勢神宮へのおかげ参りブームが起こった江戸から明治期の伊勢路の建築物を移築などで再現しています。

老舗の味から名産品、歴史や風習、人情まで一度に体感でき、食べ歩きやショッピングが充実しています。

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伊勢神宮 内宮(宇治橋前)|伊勢市

伊勢神宮・内宮は日本人の大御祖神である天照大御神をお祀りする神社で、皇室と最もゆかりの深い神社として、二千年近い歴史を有するとされています。

内宮の入り口で、五十鈴川にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界を結ぶ懸け橋と言われています。

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三重の歩きたくなるみち500選・全11コースを歩こう

このコースは一般社団法人日本ウオーキング協会が日本の美しい四季と景観、地域の観光資源、歴史資源、文化遺産、食の道などを訪ね歩く目的で、国土交通省・NHK・共同通信社・全国地方新聞社連合の後援を得て日本の美しい道を全国から認定した「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のコースです。

この500選のうち、三重県内で500選に選ばれているのは11コースあります。

ここで選ばれている11コースの中には、伊勢神宮を外宮から内宮まで歩くコースや、熊野古道、赤目四十八滝、関宿など三重県を代表するスポットを巡れるコースがそろっています。

ぜひこれを機に三重県内全11コース踏破に挑戦してみてください!

三重の「美しい日本の歩きたくなるみち500選」を歩こう

三重の新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道・全30コースを歩こう

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道は特定非営利活動法人新日本歩く道紀行推進機構が自治体からの応募に応じて選考、認定するウォーキングコースです。

選考委員会によって認定された日本の道遺産ともいえる新日本歩く道紀行100選1000の道を活用し、地域の観光促進と商工物産の振興、並び歩くことによって健康づくりに寄与する事、および道に関する歴史、文化、地方の言語等を調査分析し、学術的な活動も併せ行うことによって、商工、経済、観光事業を通じて広く地域社会に貢献するを目的にしています。

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道10個のテーマと4つのスタイルに分類され、各テーマごとに100、合計1000コースを認定しています。

この1000コースのうち、三重県からは30のコースが選定されており、伊勢神宮や熊野古道などの人気スポットから、穴場的な観光スポットまで多種多様なコースを歩くことができます。

ぜひこれを機に、三重県内30コース踏破に挑戦してみてください!

新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道について詳しくはこちら

投稿者プロフィール

らんしす 多田夏彦
合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。

個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト

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