コースのポイント
三岐鉄道北勢線は、日本では数少なくなった762mm軌間のナローゲージ鉄道です。
ナローゲージ鉄道、以前は全国各地にありましたが、現在は四日市のあすなろう鉄道と三岐鉄道を残すのみとなっています。
今回紹介するコースは、ナローゲージ鉄道の沿線にある、大正から昭和初期の建物が多く残る、懐かしい風景の中を歩くコースです。
このコースは新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道(三重県内では30コース)に選定されています。
コースマップ
コースの見どころ
三岐鉄道北勢線 阿下喜駅|いなべ市
三岐鉄道北勢線の駅で、同線の終着駅です。
駅の南側には、軽便鉄道博物館が隣接しており、地域の市民団体によって運営されています。
洞門口|いなべ市
麻生田駅から約300mほど歩いて、静かな杉の林の中にある北勢線をくぐるトンネルで、トンネルの先には異次元の世界が待っているような感覚に襲われます。
万笑院|いなべ市
臨済宗妙心寺派のお寺で、コースの休憩ポイントとしておすすめです。
万笑院の中興の祖となった文華(もんげ)和尚は、桑名初代藩主として知られる本多忠勝と親交があったとされています。
眼鏡橋|いなべ市
日本全国に数多く存在している眼鏡橋の中でも、大変珍しいコンクリートブロック製です。
三連式のアーチが美しく、三岐鉄道北勢線の代表的な撮影スポットとなっています。
八幡神社|いなべ市
帝国陸海軍現存兵器リストを収められている実物の砲弾と機雷が奉納されている神社です。
員弁川散歩道|いなべ市
員弁川右岸に沿って整備された散歩道で、直線コースを気持ちよく歩くことができます。
桜や紫陽花など季節の草花が楽しめるのも大きな魅力です。
三岐鉄道北勢線 阿下喜駅|いなべ市
三重の新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道・全30コースを歩こう
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道は特定非営利活動法人新日本歩く道紀行推進機構が自治体からの応募に応じて選考、認定するウォーキングコースです。
選考委員会によって認定された日本の道遺産ともいえる新日本歩く道紀行100選1000の道を活用し、地域の観光促進と商工物産の振興、並び歩くことによって健康づくりに寄与する事、および道に関する歴史、文化、地方の言語等を調査分析し、学術的な活動も併せ行うことによって、商工、経済、観光事業を通じて広く地域社会に貢献するを目的にしています。
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道10個のテーマと4つのスタイルに分類され、各テーマごとに100、合計1000コースを認定しています。
この1000コースのうち、三重県からは30のコースが選定されており、伊勢神宮や熊野古道などの人気スポットから、穴場的な観光スポットまで多種多様なコースを歩くことができます。
ぜひこれを機に、三重県内30コース踏破に挑戦してみてください!
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道について詳しくはこちら
投稿者プロフィール
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合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト
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