四天王寺|聖徳太子が全国に建立した四天王寺の一つ

四天王寺について

四天王寺(してんのうじ・Shitennou ji)は聖徳太子が全国に建立した四つの四天王寺のうちの一つと言われており(諸説あり)、推古天皇の勅願により、聖徳太子が建てたと言われている【曹洞宗】のお寺です。

戦火によって荒廃が続いていましたが、織田信長の弟で、当時の安濃津城主だった織田信包(のぶかね)によって復興されたご縁もあり、織田信長の生母である土田御前のお墓もあってと、織田家との縁が深いお寺とも言われています。

境内の堂の多くが昭和20年の空襲で焼失しましたが、難を逃れた木造の薬師如来像は国の重要文化財に指定されており、また同じく火災を逃れた山門「四脚門」は、聖徳太子時代の古瓦なども残されている四天王寺で一番古い建物です。

その山門の両脇は、紅葉の時期がかなりの見ごろとなっています。

伊勢の津七福神巡り 大黒天

津市内の7つの神社や寺院を巡る七福神巡りで、一志にある安楽寺だけがすこし離れた場所にあります。

伊勢の津七福神巡りについて詳しくはこちら

四天王寺へのアクセス

住所:〒514-0004 三重県津市栄町1丁目892


最寄り駅:近鉄津駅から700m

四天王寺を巡る旅ランウォーク

【ランタビルート】伊勢の津七福神巡りを走り歩こう(36㎞)

津市内の7つの神社や寺院を巡る七福神巡りで、一志にある安楽寺だけがすこし離れた場所にあります。

【ウォーキングコース・スタート地点】城下町「津」を巡るみち(13㎞)

石垣の見事な津城跡や、結城神社、津観音、四天王寺など津市の誇る史跡や寺社を巡れるコースです。

四天王寺の見どころ

本尊は釈迦牟尼仏

本堂には本尊として釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)が祀られています。

1641年建立の四脚門(しきゃくもん)

1641年に建立された四脚門は聖徳太子時代の古瓦なども残されていて、四天王寺で最も古い建物です。

1945年にお寺が空襲を受け焼失した際も、山門、中雀門、鐘楼は火災を逃れました。

秋には山門の両脇が紅葉で染まります。

国の重要文化財の薬師如来像

空襲で焼失した薬師堂にありながら難を逃れた木造の薬師如来像は一木(いちぼく)造りで、国の重要文化財に指定されています。

信長はじめ織田家にゆかりのあるお寺

戦禍により荒廃が続いた中、信長の弟で安濃津城主だった信包(のぶかね)により復興され、本能寺の変後はその信包を頼って、信長の生母・土田御前が津に移り住んだため、そのお墓があります。

また織田信長公祈願という言い伝えが刻まれている三面大黒天(大黒天・毘沙門天・弁財天の三つの神様が合わさった姿)が祀られており、開運出世、五穀豊穣などのご利益があるとされています。

聖徳太子にもゆかりのあるお寺

四天王寺は聖徳太子創建と言われ、また境内にある聖徳太子像は鎌倉時代の作品で、重要文化財でもあります。

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