ランニングやウォーキングにおいて、給水はかなり重要な位置づけを占めます。
特にマラソンレースなど持てる力を出し切るような場面において、給水不足はパフォーマンスの低下はもちろん、熱中症や脱水症状など致命的な失敗につながりかねません。
はるかかなた昔には根性を付けるために、練習中は水を摂らないなどという時代もありましたが、それは今の時代はぜったいのNG 。
・・・という事で、今回はなぜ水分補給がランニングやウォーキングにおいて重要なのか見ていきたいと思います。
給水不足がパフォーマンスに深刻な景況を及ぼす理由
ランニングやウォーキングなどで給水を行わずにいると、汗などで体内から水分がどんどん失われていきます。
すると体内の血液量も減ってしまうと同時に、心臓に戻ってくる血液量も減ってしまいます。
心臓に戻ってくる血液量が減ってしまうと、心臓から1回の拍出で送り出せる血液量も減ってしまい、筋肉に血液を通じて送り込まれる酸素量も減ってしまってと、結果的にエネルギーの生成量も減ってしまいます。
体内でエネルギーを生み出せないとなると、早くバテてしまうのも当然という事で、給水を十分に取らないと、エネルギーの産出量が減ってしまう結果、パフォーマンスが大幅に低下しています。
暑い日はさらに増す水分補給の必要性
さらに暑い日には、高温に対する身体の主な作用として、皮膚に送り込む血液量を増やし、身体から熱を奪って、身体の熱を冷まそうとします。
その結果、さらに心臓からの一度の拍出で筋肉などに送り込まれる血液量は減ってしまい、いつもと同じペースで走っているつもりでも、心臓がより速いペースで血液を送り出さざるを得ず、心拍数がより高くなってしまいます。
そんな状況で水分の補給を怠ると、皮膚に送り込まれる血液量すらも減ってしまい、体内の水分が減っている事より汗もかかなくなってしまう結果、身体に熱がこもってしまい、熱中症などのリスクも増大し、場合によっては深刻な事態を及ぼす可能性もあります。
ラン・ウォーク後の給水もかなり重要
上記のようにランニング、ウォーキングをしている際の給水はかなり重要ですが、走り終えた、歩き終えた後の給水もかなり重要です。
なぜなら血液などの体液には、ランニングやウォーキングによって蓄積された老廃物の除去を促進し、栄養素を筋肉などの運び込んで修復する役割があり、運動後早く水分を補給しておけばおくほど、身体の回復も早まります。
ランニングやウォーキングで体内から失う水分の量は、発汗量や身体の大きさなどいろいろな要素が加わり、人それぞれですが、一度の練習でどれだけの水分を失ったかを把握しておくことはかなり重要です。
一般的には走り、歩き終えた後の理想的な給水量は、練習終了後の発汗量=走る前の体重ー走った後の体重で把握する事ができますので、時間に余裕がある際は走る前の体重と走り終えた後の体重を測ってみるのがお勧めです。
ちなみにランニングやウォーキング後の給水量としては、(走る前の体重ー走った後の体重)×1.5倍の量の水分補給が必要と言われていますので、このあたりも意識しての水分補給を心掛けてください。
投稿者プロフィール
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合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト
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