ホムダワケ(応神天皇)とは
誉田別命(ホムダワケ)とも呼ばれる応神天皇は第14代天皇仲哀天皇の死後に誕生したことで、いろいろな苦難を経験して即位した第15代天皇で、名前の「ホムダ」は弓を射るときに装着する「鞆(とも)」を意味する言葉で、応神天皇の腕に鞆のようなふくらみがあったことに由来すると言われています。
生後まもなく困難にあい、即位後は政権を安定させ、中国や朝鮮の知識人や職人を招いて学問や技術を向上させたことから、開運招福、国家安泰、産業発展などのご利益があると言われています。
また第29代欽明天皇の時代に出現した八幡神が、自らを応神天皇と名乗ったことより、八幡神として特に有名です。
八幡信は鎌倉時代の初代将軍・源頼朝を輩出した源氏の氏神とされたことより、武神として武士の信仰を多く受けたため、日本で最も多くの神社で祀られる神様と言われています。
ホムダワケのご利益
数々の困難を克服した天皇で、開運招福、国家安泰、産業発展、学問上達、勝運授与、武運長久などのご利益があると言われています。
ホムダワケの祀られる神社
三重県内にも多くある八幡神社・八幡さんのほとんどで、ホムダワケが祀られています。
桑名立坂神社(桑名市)
八幡さんの愛称で慕われる神社で、明治時代には県社に格付けられた神社です。
久居八幡宮(津市)
久居の総鎮守として地域の信仰を集めてきた神社です。