コースのポイント
古来より伊勢から熊野に向かって多くの人が歩いてきた熊野古道は、世界遺産にも選出されています。
今回紹介するコースは熊野古道伊勢路でも屈指と言われる美しい石畳が残り、ヒノキ美林の中、約2㎞にわたって苔むした石畳が続く馬越峠周辺を満喫しながら歩くことができます。
また猪ノ鼻水平動付近の山上から見える海の景観も絶景です。
美しい日本の歩きたくなるみち500選
このコースは一般社団法人日本ウオーキング協会が日本の美しい四季と景観、地域の観光資源、歴史資源、文化遺産、食の道などを訪ね歩く目的で、国土交通省・NHK・共同通信社・全国地方新聞社連合の後援を得て日本の美しい道を全国から認定した「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のコースです。
この500選のうち、三重県内で500選に選ばれているのは11コースあります。
コースマップ
コースの見どころ
START JR尾鷲駅
尾鷲市の代表駅で、特急「南紀」を含むすべての電車が停車する駅です。
POINT1 尾鷲神社
尾鷲七郷の総鎮守(氏神様)として親しまれており、熊野古道が傍らに通る事からも伊勢信仰にも熊野信仰にも関係の深い歴史ある神社です。
境内にある2本の巨大な大楠は、周囲10mに達し、樹齢は1000年以上と言われていて、昭和12年に県の天然記念物に指定されています。
POINT2 八幡神社
八幡神社は尾鷲港が見渡せる小高い山の上にある神社で、9月15日に秋の豊漁・豊作・海上安全を祈願する祭が開催されます。
POINT3 猪ノ鼻水平道
猪ノ鼻水平道は明治時代に整備された紀北町と尾鷲市を結ぶ古道で、馬越峠のう回路として作られました。
POINT4 馬越峠(紀北町側登り口)
熊野古道伊勢路の中でも最も石畳が美しいと言われる馬越峠の、紀北町(北口)側の登り口です。
POINT5 馬越公園
世界遺産・熊野古道の中で、最も石畳が美しいとされる馬越峠に続く自然道の入口にある公園です。