コースのポイント
古来より伊勢から熊野に向かって多くの人が歩いてきた熊野古道は、世界遺産にも選出されています。
今回紹介するコースは熊野古道伊勢路でも屈指と言われる美しい石畳が残り、ヒノキ美林の中、約2㎞にわたって苔むした石畳が続く馬越峠周辺を満喫しながら歩くことができます。
また猪ノ鼻水平動付近の山上から見える海の景観も絶景です。
このコースは「美しい日本の歩きたくなるみち500選(三重県内は11コース)」と「新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道(三重県内は30コース)」の両方に選定されています。
コースマップ
コースの見どころ
JR尾鷲駅|尾鷲市
尾鷲市の代表駅で、特急「南紀」を含むすべての電車が停車する駅です。
尾鷲神社|尾鷲市
尾鷲七郷の総鎮守(氏神様)として親しまれており、熊野古道が傍らに通る事からも伊勢信仰にも熊野信仰にも関係の深い歴史ある神社です。
境内にある2本の巨大な大楠は、周囲10mに達し、樹齢は1000年以上と言われていて、昭和12年に県の天然記念物に指定されています。
八幡神社|尾鷲市
八幡神社は尾鷲港が見渡せる小高い山の上にある神社で、9月15日に秋の豊漁・豊作・海上安全を祈願する祭が開催されます。
猪ノ鼻水平道|尾鷲市
猪ノ鼻水平道は明治時代に整備された紀北町と尾鷲市を結ぶ古道で、馬越峠のう回路として作られました。
馬越峠(紀北町側登り口)|尾鷲市
熊野古道伊勢路の中でも最も石畳が美しいと言われる馬越峠の、紀北町(北口)側の登り口です。
馬越公園|尾鷲市
世界遺産・熊野古道の中で、最も石畳が美しいとされる馬越峠に続く自然道の入口にある公園です。
JR尾鷲駅|尾鷲市
三重の歩きたくなるみち500選・全11コースを歩こう
このコースは一般社団法人日本ウオーキング協会が日本の美しい四季と景観、地域の観光資源、歴史資源、文化遺産、食の道などを訪ね歩く目的で、国土交通省・NHK・共同通信社・全国地方新聞社連合の後援を得て日本の美しい道を全国から認定した「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のコースです。
この500選のうち、三重県内で500選に選ばれているのは11コースあります。
ここで選ばれている11コースの中には、伊勢神宮を外宮から内宮まで歩くコースや、熊野古道、赤目四十八滝、関宿など三重県を代表するスポットを巡れるコースがそろっています。
ぜひこれを機に三重県内全11コース踏破に挑戦してみてください!
三重の新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道・全30コースを歩こう
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道は特定非営利活動法人新日本歩く道紀行推進機構が自治体からの応募に応じて選考、認定するウォーキングコースです。
選考委員会によって認定された日本の道遺産ともいえる新日本歩く道紀行100選1000の道を活用し、地域の観光促進と商工物産の振興、並び歩くことによって健康づくりに寄与する事、および道に関する歴史、文化、地方の言語等を調査分析し、学術的な活動も併せ行うことによって、商工、経済、観光事業を通じて広く地域社会に貢献するを目的にしています。
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道10個のテーマと4つのスタイルに分類され、各テーマごとに100、合計1000コースを認定しています。
この1000コースのうち、三重県からは30のコースが選定されており、伊勢神宮や熊野古道などの人気スポットから、穴場的な観光スポットまで多種多様なコースを歩くことができます。
ぜひこれを機に、三重県内30コース踏破に挑戦してみてください!
新日本歩く道紀行・歩いておきたい1000の道について詳しくはこちら
投稿者プロフィール
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合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト
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