長谷寺|かつては日本有数の大観音があり地元有力者からも愛されたお寺

長谷寺について

近田山長谷寺(ちょうこくじ)は標高320mの長谷山の中腹にあり、奈良時代、大和国の長谷寺(はせでら)を開いた徳道上人が創建し、大和長谷寺を模した日本有数の大きさを誇る約7.9mの大観音が安置され、今なお像高6.6mの観音像を安置する多気町の近長谷寺(きんちょうこくじ)に対して「遠長谷寺(おんちょうこくじ)」として栄えました

土地の有力者であった北畠氏や佐々木氏などの祈願所でしたが、信長軍の兵火によって焼失されたところ、二代津藩主の藤堂高次によって再興され、その後は藤堂家の祈願所として信仰を集めました。

現在は江戸時代初期の作・十一面観音立像が本尊ですが、信長の兵火で本尊の芯の部分だけが残り、白布に包まれた旧本尊も18年に一度開帳されます。

長谷山の中腹に位置し、参道を上り詰めたところに毘沙門天と六観音の石仏があり、これらは藤堂高虎が朝鮮からもたらした李朝期の作だと伝わっています。

境内から長谷山頂上まで約1キロのハイキングルートもあります。

伊勢西国三十三所観音霊場 札番 第15番

長谷寺へのアクセス

住所:〒514-0077 三重県津市片田長谷町230


最寄り駅:近鉄津新町駅から8.4㎞

長谷寺を巡る旅ランウォーク

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(津編)

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