三重四国八十八カ所霊場を走り歩こう(四日市中南部編)|距離の目安・28㎞

三重四国八十八カ所霊場を巡ろう

三重四国八十八カ所霊場(みえしこくはちじゅうはっかしょれいじょう)は、四国にある空海ゆかりの88カ所の仏教寺院の霊場巡り「お遍路」の三重県版です。

空海が伊勢神宮へ参拝する際に実際に通った道を中心に、三重に広がる八十八カ所の巡礼地を巡ります。

巡る順番は一番札所から番号順に巡る「順打ち」、逆に八十八番礼所から自番号順に巡る「逆打ち」がよく言われますが、必ずしも番号順に巡る必要はなく、それぞれの目的に応じて、もしくはエリアごとに巡るような形でもOKのようです。

そんな三重四国八十八カ所霊場は、北はいなべ・桑名から、西は伊賀市・名張市、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。

そこで今回の記事では四日市市にある三重四国八十八カ所霊場巡礼のルート一例を紹介していきます。

四日市市の三重四国八十八カ所霊場巡りおすすめルート

A 近鉄四日市駅 |四日市市

四日市市安島一丁目にある近鉄名古屋線の駅で、四日市市の中心となる駅です。

旧県社の諏訪神社に走っていくなら、この駅で降りるのがお勧めです。

↓ 最短距離 2km

B 第7番 大師寺|四日市市

大師寺は地元の信仰厚い人達が弘法大師像を勧請して、堂を建立したのがはじまりで、当時より海上安全・家内安全を祈り、弘法大師のご加護により、安穏の日々を送っていたと言われています。

現在は「北納屋のお大師さん」として親しまれており、本堂には本尊の弘法大師様をはじめとし、大日如来様・薬師如来様・阿弥陀如来様・不動明王様が祀られています。

↓ 最短距離 500m

C 第8番 大師之寺|四日市市

大師之寺の寺は、明治30年に隆道和尚がこの地に立ち寄った際、小堂を建立して弘法大師を祀り、説教所として開かれました。

太平洋戦争時に空襲によって御堂は焼失したものの、本尊の弘法大師蔵は難を逃れる事ができ、戦後に名古屋の松林寺が廃寺になった際に、同寺の本尊だった弘法大師像を合祀して再建し、「大師之寺」となりました。

↓ 最短距離 3.5m

D 第9番 大聖院|四日市市

無動山(むどうさん)大聖院(だいしょういん)は本尊に国の重要文化財である木造不動明王立像を祀る、真言宗醍醐派のお寺です。

境内はいつも整然としており、「日永のお不動さん」として親しまれています。

↓ 最短距離 9km

E 第10番 法龍寺|四日市市

法龍寺は地蔵菩薩が本尊のお寺で、江戸時代末頃までは地蔵を祀る小堂があり、地域の信仰を集めていました。

明治時代に入ってから、堂守が仏門に帰依し、難病平癒や厄難排除など、多くの人々を救ったと伝えられています。

↓ 最短距離 9㎞

F 第11番 光明寺|四日市市

光明寺(こうみょうじ)は聖武天皇時代に、行基菩薩によって開山されたと伝えられるお寺で、本尊の聖観音像は弘法大師の一刀三礼の作と言われています。

西国三十三観音霊場を再興した花山法王が一泊した際に、本尊を配すると、妖しくも光明が輝いたことより、光明寺と称するようになったと伝えられています。

↓ 最短距離 1.5㎞

G 第12番 密蔵院|四日市市

密蔵院は825年、弘法大師によって創建されたお寺で、昔海中より蟹が薬師如来を運び、この地に安置されたという故事により、本尊は「かに薬師」と呼ばれ、大治田の薬師さんとして親しまれています。

戦国時代に長島一揆の際に、織田信長の軍勢により焼き討ちされましたが、本尊と弁財天は難を逃れ、現在も多くの信者によって守り継がれています。

↓ 最短距離 2.5㎞

H JR河原田駅 |四日市市

四日市市河原田町にあるJR東海・伊勢鉄道の駅です。

伊勢国の一宮・都波岐奈加等神社に走っていくなら、この駅で降りるのがお勧めです。

 

三重四国八十八カ所霊場巡りラン

三重四国八十八カ所霊場巡り(桑名市~四日市市北部)

三重四国八十八カ所霊場巡り(鈴鹿市東部)

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