三重四国八十八カ所霊場を走り歩こう(亀山編)|距離の目安・43㎞

三重四国八十八カ所霊場を巡ろう

三重四国八十八カ所霊場(みえしこくはちじゅうはっかしょれいじょう)は、四国にある空海ゆかりの88カ所の仏教寺院の霊場巡り「お遍路」の三重県版です。

空海が伊勢神宮へ参拝する際に実際に通った道を中心に、三重に広がる八十八カ所の巡礼地を巡ります。

巡る順番は一番札所から番号順に巡る「順打ち」、逆に八十八番礼所から自番号順に巡る「逆打ち」がよく言われますが、必ずしも番号順に巡る必要はなく、それぞれの目的に応じて、もしくはエリアごとに巡るような形でもOKのようです。

そんな三重四国八十八カ所霊場は、北はいなべ・桑名から、西は伊賀市・名張市、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。

そこで今回の記事では亀山市にある三重四国八十八カ所霊場巡礼のルート一例を紹介していきます。

鈴鹿市東部の三重四国八十八カ所霊場巡りおすすめルート

F JR井田川駅 |鈴鹿市

井田川駅は三重県亀山市井田川町にある駅で、JR関西本線の駅です。

旧県社の能褒野神社に走っていくなら、この駅で降りるのがお勧めです。

↓ 最短距離 10km

B 第24番 野登寺|亀山市

野登寺(下寺)は野登山の山上にある野登寺(上寺)から8㎞程の距離にあるお寺で、1717年に亀山城主・板倉重治が、板倉家の祈願所として、上寺に模して建立されました。

以後、代々の亀山城主から上寺とともに厚い信仰を受けていました。

↓ 最短距離 4.5km

C 第25番 不動院|亀山市

不動院 辺法寺(ふどういん へんぼうじ)は弘法大師が伊勢神宮へ参拝する途中にこの地に留まり、不動明王を刻んで安置し、寺名を辺法寺と名付けたのがはじまりです。

その後この寺を中心に辺法寺という名の村が形成され、地域からの信仰はもちろん、歴代亀山藩主からも信仰されるなど、手厚い庇護を受けてきたと言われています。

↓ 最短距離 6.5m

D 第26番 石上寺|亀山市

那智山 石上寺(なちさん せきじょうじ)は大和国の住人・紀真龍(きのまたつ)が、石上神宮の神告により、この地に那智山熊野権現を勧請し、新熊野三社として祀ったのが始まりで、弘法大師が地蔵菩薩を刻み堂を建立して、那智山石上寺と名付けたのがはじまりと言われています。

↓ 最短距離 2.5km

E 第27番 弘法院|亀山市

宝生山 弘法院(ほうしょうざん こうぼういん)は1932年に当時の和尚秀範奇水が、本尊に弘法大師を祀って、今の地に寺院を建てたのがはじまりで、歴史こそ浅いものの、年間を通じていろいろな行事を行っており、「亀山の弘法さん」として親しまれています。

↓ 最短距離 7㎞

F 第28番 地蔵院|亀山市

関地蔵院(せきじぞういん・Seki jizouin)日本最古の地蔵菩薩として知られていて、741年奈良東大寺の僧・行基が天然痘から人々を救うため、この関の地に地蔵菩薩を安置しました。

↓ 最短距離 6㎞

G 番外2番 国分寺|亀山市

国分寺(こくぶんじ)は標高549.4mの明星岳の中腹にあり、聖武天皇の代に行基によって開山され、聖武天皇の勅願所となりました。

戦国時代度重なる兵災にあってきましたが、その都度信者や有志の方によって復興され、現在に至っています。

↓ 最短距離 6㎞

JR関駅 |亀山市

関駅(せきえき・seki eki)の駅舎は「関宿ふるさと会館」となっていて、中には亀山市観光協会の事務所があります。

三重四国八十八カ所霊場巡りラン

三重四国八十八カ所霊場巡り(桑名市~四日市市北部)

三重四国八十八カ所霊場巡り(四日市市中南部)

三重四国八十八カ所霊場巡り(鈴鹿市東部)

三重四国八十八カ所霊場巡り(鈴鹿市西部)

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