三重四国八十八カ所霊場を走り歩こう(桑名→四日市北部編)|距離の目安・25㎞

三重四国八十八カ所霊場を巡ろう

三重四国八十八カ所霊場(みえしこくはちじゅうはっかしょれいじょう)は、四国にある空海ゆかりの88カ所の仏教寺院の霊場巡り「お遍路」の三重県版です。

空海が伊勢神宮へ参拝する際に実際に通った道を中心に、三重に広がる八十八カ所の巡礼地を巡ります。

巡る順番は一番札所から番号順に巡る「順打ち」、逆に八十八番礼所から自番号順に巡る「逆打ち」がよく言われますが、必ずしも番号順に巡る必要はなく、それぞれの目的に応じて、もしくはエリアごとに巡るような形でもOKのようです。

そんな三重四国八十八カ所霊場は、北はいなべ・桑名から、西は伊賀市・名張市、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。

そこで今回の記事では桑名市にある三重四国八十八カ所霊場巡礼のルート一例を紹介していきます。

桑名市・四日市北部の三重四国八十八カ所霊場巡りおすすめルート

A スタート地点 桑名駅

JR東海、近鉄・養老鉄道の3線が乗り入れていて、養老線の起点ともなっています。

駅舎は2020年に生まれ変わり、JRと近鉄の改札が分離されました。

↓ 最短距離 500m

B 第1番 大福田寺(だいふくでんじ)|桑名市

本尊は引阿弥陀如来で、ほかに歓喜天「桑名聖天」を祀り、生駒聖天・待父山聖天とともに日本三歓喜天の一つに数えられます。

4月1日・2日には無病息災と学業成就を願う火渡り祭りが行われ、2日には重要無形民俗文化財の「伊勢大神楽」が奉納されます。

↓ 最短距離 900m

C 第2番 聖衆寺|桑名市

土佛山 聖衆寺(どぶつさん せいしゅうじ)は「土仏さん」の名で親しまれる真言宗のお寺です。

聖衆寺は、織田信長の侵攻で焼失しましたが、のちに桑名の焼き物の祖といわれる信行によって再興されました。

↓ 最短距離 1.3m

D 第3番 勧学寺(かんがくじ)|桑名市

閑静な住宅街を上り切ったところにある走井山公園に隣接するお寺で、桑名市の湾岸までが見渡せる桜の名所としても有名です。

戦国時代にはここに矢田城という城があり、織田信長によって滅ぼされましたが、桑名藩主・松平定重によって跡地に本堂が再建されました。

↓ 最短距離 3.1km

E 第4番 龍福寺|桑名市

龍福寺は俗称・浜の地蔵と呼ばれており、地蔵尊石像を安置しています。

桑名藩主・松平定信が深く信仰していましたが、度重なる揖斐川護岸工事のため現在地に再興されました。

↓ 最短距離 7.5㎞

F 第5番 田村寺|四日市市

江戸時代末期に坂上田村麻呂の霊を弔うために草庵を建てたのがはじまりで、明治の中頃に大師堂が建立されました。

本堂には弘法大師と不動明王が安置されており、冬至の日に行われる「中風封じ」法要など、弘法大師を中心とした行事が行われています。

↓ 最短距離 7.5㎞

G 第6番 信貴山別院|四日市市

生桑山 信貴山別院 千福寺(いくわさん しぎさんべついん せんぷくじ)は、本尊に祀られる毘沙門天像は多聞天とも呼ばれ、独立して守護神・施福神として信仰を集めています。

鏡倉時代中期の木造毘沙門天立像は、県の指定文化財になっています。

↓ 最短距離 4㎞

G 近鉄四日市駅 |四日市市

四日市市安島一丁目にある近鉄名古屋線の駅で、四日市市の中心となる駅です。

旧県社の諏訪神社に走っていくなら、この駅で降りるのがお勧めです。

三重四国八十八カ所霊場巡りラン

三重四国八十八カ所霊場巡り(桑名市~四日市市中南部)

三重四国八十八カ所霊場巡り(鈴鹿市東部)

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三重四国八十八カ所霊場巡り(亀山市)

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