お伊勢さん125社を走ろう(五十鈴川編)|距離の目安・13㎞

内宮の神域を流れる五十鈴川沿いを走り歩こう

五十鈴川は伊勢市を流れる一級河川で、内宮の地を定めたとされる倭姫が御裳のすその汚れを濯いだという伝説があり、御裳濯川(みもすそがわ)とも呼ばれています。

五十鈴川は内宮の神域を流れ出た後、神宮新田(神宮にお供えする米を作る田)や神宮御園(神宮にお供えする野菜、果物を作る菜園)に水を供給し、伊勢湾に流れ出ます。

五十鈴川沿いにあるお伊勢さん125社には、2000年近く前に倭姫命が各地を巡った際に、定めたとされる社が多くあります。

今回紹介するのは五十鈴川沿いにあるお伊勢さん125社のうち、今回巡るのは9カ所、16社を巡るルート。

後半にかけては内宮・外宮に次いで格式の高い「別宮」である月読宮・月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮、そして倭姫宮は境内も広く、参道を歩くだけでも結構な距離になります。

清流として名高い五十鈴川沿いの景観を楽しみながら、楽しくお伊勢さん125社の16社を巡れる、五十鈴川沿いのお伊勢さん125社巡りラン&ウォーク。

内宮・外宮だけでない伊勢神宮の壮大なスケールを実感するべく、ぜひ挑戦してみてください!

五十鈴川沿いのお伊勢さん125社巡りおすすめルート

A スタート 近鉄朝熊駅

近鉄朝熊(あさま)駅は伊勢市朝熊町小坊山にある、近鉄鳥羽線の駅です。

↓ 最短距離 1.9km

B 朝熊神社・朝熊御前神社

五十鈴川沿いの小高い山の上にある神社で、朝熊(あさま)神社は内宮摂社の第1位に、朝熊御前(あさまみまえ)神社は第2位に格付けられる格式高い神社で、祭事も正宮(内宮・外宮)の次に格付けられる別宮に準じて行われており、祀られている神様は朝熊平野の守り神で五穀と水の神です。

↓ 最短距離 100m

B 鏡宮神社

鏡宮(かがみのみや)神社は五十鈴川と朝熊川の合流地点にある三角州に祀られている景観のすばらしい神社で、朝熊神社の御前神(大きな神様の前駆として働く小神)です。

↓ 最短距離 800m

C 加努弥神社

加努弥(かみぬ)神社は田んぼに面して建てられたお伊勢さん125社のひとつ・内宮末社9位で、125社の中では最も狭い社地で祀られている神様は大歳神の御子で五穀の守護神です。

↓ 最短距離 2.7km

D 国津御祖神社・葦立弖神社

五十鈴川のそばにあり、神宮125社のうち国津御祖(くにつみおや)神社は内宮摂社第11位、葦立弖(あしだて)神社は内宮末社第14位で、祀られている神様は国生の神の御子で、土地の神様です。。

D 大土御祖神社・宇治乃奴鬼神社

五十鈴川のそばにあり、神宮125社のうち大土御祖(おおつちみおや)神社は内宮摂社第10位、宇治乃奴鬼(うじのぬき)神社は内宮末社第8位で祀られている神様は国生の神の御子で、土地の神様です。

↓ 最短距離 1.5㎞

E 宇治山田神社・那自売神社

「興玉の森」と呼ばれる小高い丘の上にあり、神宮125社のうち宇治山田(うじようだ)神社は内宮摂社第13位、那自売(なじめ)神社は内宮末社第13位で、祀られている神様は国生の神の御子と、灌漑用水の神様です。

↓ 最短距離 450m

F 葭原神社

葭原(あしはら)神社は内宮の別宮である月読宮の参道入り口近くにある、神宮125社の内宮末社の第3位で、田畑を守護する五穀豊穣の神様が祀られています。

↓ 最短距離 300m

G 月読宮・月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮

内宮に祀られる天照大御神の弟神・月読命(ツクヨミノミコト)が祀られる月読宮(つきよみのみや)、その荒御魂(あらみたま)が祀られる月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)。

天照大御神と月読命の父神が祀られる伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、母神が祀られている伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の4宮が並び立っています。

4宮とも伊勢神宮において正宮(内宮・外宮)に次いで格式の高い別宮(べつぐう)で、お伊勢さん125社の中でもかなり上位の格付けにあります。

↓ 最短距離 1.7km

H 倭姫宮

倭姫宮(やまとひめのみや)は倉田山公園の緑に囲まれた一隅にある、内宮の地を定めたとされる倭姫命(やまとひめのみこと)を祀った神社です。

神宮125社の中で正宮(内宮・外宮)に次ぐ格式を誇る別宮(べつぐう)の一社で、神宮で最も新しい神社です。

↓ 最短距離 1.5km

I ゴール 近鉄宇治山田駅 (トータル 約12~13㎞)

伊勢市岩渕二丁目にある、近鉄山田線と鳥羽線の境界駅で、国の登録有形文化財に指定されたほか、第1回「中部の駅百選」に選ばれた、優美な形態の駅です。

 

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