亀山市の伊勢西国三十三所観音を巡ろう
伊勢西国三十三所観音霊場(いせさいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)は、三重県内にある観世音菩薩で構成された霊場で、お伊勢参りとともに多くの参拝者が訪れる由緒ある古巡礼です。
伊勢国安濃津の僧・道源が開創したと言われており、少なくとも千年以上の歴史を持つとされています。
伊勢西国三十三所観音霊場はそれぞれに札番がついていますが、この札所の番号は昔の参拝順路に基づいてつけられており、必ずしもその通りに巡る必要はありません。
そんな伊勢西国三十三所観音は、北はいなべ・桑名から、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。
そこで今回の記事では亀山市にある伊勢西国三十三所観音巡りのルート一例を紹介していきます。
亀山市の伊勢西国三十三所観音巡りおすすめルート
A スタート地点 JR亀山駅
亀山駅は三重県亀山市御幸町にある駅で、JR東海とJR西日本の分岐点となる駅です。
亀山城跡や亀山神社などがある亀山公園に走りに行くなら、この駅で降りるのがお勧めです。
↓ 最短距離 3.5km
B 第21番 円福寺|亀山市
日照山 円福寺(にっしょうざん えんぷくじ)は9世紀のはじめに、嵯峨天皇の頃に行基の刻んだ十一面観音を本尊とし、御安座堂や七堂伽藍を建立、開山したと伝えられています。
↓ 最短距離 4.5km
C 第22番 宗徳寺|亀山市
清涼山 宗徳寺(そうとくじ)は醍醐天皇の勅願により観音尊像が作られたのがはじまりで、現在位置から東南100mのところにありましたが、1604年に今の位置に移されました。
↓ 最短距離 3.5km
D 第23番 野登寺|亀山市
野登寺(下寺)は野登山の山上にある野登寺(上寺)から8㎞程の距離にあるお寺で、1717年に亀山城主・板倉重治が、板倉家の祈願所として、上寺に模して建立されました。
以後、代々の亀山城主から上寺とともに厚い信仰を受けていました。
↓ 最短距離 10.9㎞
D 元19番 蓮光寺|亀山市
榊宮山 蓮光寺(しんぐうざん れんこうじ)は古い住宅地の中にある【天台宗】【天台真盛宗】のお寺で、亀山市の文化財に指定されている恵心僧都の作と伝えられる十一面観世音菩薩を観音堂に祀っています。
↓ 最短距離 1.6㎞
F ゴール地点 JR亀山駅
伊勢西国三十三所観音霊場を走り歩こうシリーズ
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(鳥羽編) 約15㎞
青峯山の山頂にある正福寺に向かう峠走からスタートして、鳥羽駅近くにある金胎寺までを走るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(伊勢編) 約31.5㎞
金剛證寺に向かう朝熊山の登山道が難関となる、伊勢市内の伊勢西国三十三所観音霊場を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(伊勢~大台編) 33.5km
伊勢神宮外宮のすぐ近くにある伊勢市駅から、伊勢市→玉城町→度会町→大台町と1市3町を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(大台~松阪編) 約25㎞
多気町の誇る3つのお寺をめぐった後、松阪駅のすぐ近くにある継松寺まで走り抜けるコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(津編) 約23㎞
長谷山の中腹にある長谷寺に向かう道中が最大の難所となる、津市内の5つの伊勢西国三十三所観音を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(鈴鹿編) 約27㎞
鈴鹿サーキット周辺のアップダウンを超えて鈴鹿市を東西に広く4つのお寺を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(四日市編) 約17.5㎞
四日市を南から北まで、比較的フラットな道を走り進めながら4つのお寺を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(菰野・いなべ編) 約17.5㎞
菰野町からいなべ市に向かうきつめのアップダウンが続く道を走りながら、3つのお寺を巡るコースです。
●伊勢西国三十三所観音を走り歩く(桑名編) 約23㎞
ゴールとなる多度観音堂に向かうきつめのアップダウンが最大の難所となる、桑名市の5つのお寺を巡るコースです。
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