
鈴鹿市の伊勢西国三十三所観音を巡ろう
伊勢西国三十三所観音霊場(いせさいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)は、三重県内にある観世音菩薩で構成された霊場で、お伊勢参りとともに多くの参拝者が訪れる由緒ある古巡礼です。
伊勢国安濃津の僧・道源が開創したと言われており、少なくとも千年以上の歴史を持つとされています。
伊勢西国三十三所観音霊場はそれぞれに札番がついていますが、この札所の番号は昔の参拝順路に基づいてつけられており、必ずしもその通りに巡る必要はありません。
そんな伊勢西国三十三所観音は、北はいなべ・桑名から、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。
そこで今回の記事では鈴鹿市にある伊勢西国三十三所観音巡りのルート一例を紹介していきます。
鈴鹿市の伊勢西国三十三所観音巡りおすすめルート
A スタート地点 近鉄白子駅
近鉄名古屋線の鈴鹿市唯一の特急停車駅です。
2010年に西口の駅前広場で再開発整備事業が行われました。
↓ 最短距離 2km
B 第19番 子安観音寺|鈴鹿市
白子山 子安観音寺(しろこさん こやすかんのんじ)は聖武天皇の代に開創されたと伝わり、1300年以上続く古刹(こさつ)で、難産を救い、子孫長久を守る「白衣観世音菩薩」をご本尊としています。
子安観音寺には、安産・子育て・子授けにご利益があるとされる「白子の子安観音」として親しまれています。
↓ 最短距離 8.5km
C 第18番 府南寺(ふなんじ)|鈴鹿市
聖徳太子の開創と伝えられるお寺で、「国府の阿弥陀」が有名です。
↓ 最短距離 7km
D 第24番 荒神山観音寺(こうじんやまかんのんじ)|鈴鹿市
高神山 観音寺 (こうじんやま かんのんじ)は、812年に弘法大師がヤマトタケルを仏像として祀ったのがはじまりと言われていますす。
この寺の裏山で起きた任侠史最大の大出入りと言われる「荒神山の喧嘩」が講談や浪曲などで「血煙荒神山」として取り上げられたことから、全国に荒神山として名が知られるようになりました。
↓ 最短距離 8㎞
E 第20番 林光寺|鈴鹿市
聖武天皇勅願寺として建てられたお寺です。
↓ 最短距離 500m
F ゴール地点 近鉄鈴鹿市駅
近鉄伊勢若松駅からも、平田町駅からも4.1kmの距離にあります。
近鉄戦の中では、鈴鹿市役所に最も近い距離にあるため市名が駅名となっています。