伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(四日市編)|距離の目安・17.5㎞

四日市市の伊勢西国三十三所観音を巡ろう

伊勢西国三十三所観音霊場(いせさいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)は、三重県内にある観世音菩薩で構成された霊場で、お伊勢参りとともに多くの参拝者が訪れる由緒ある古巡礼です。

伊勢国安濃津の僧・道源が開創したと言われており、少なくとも千年以上の歴史を持つとされています。

伊勢西国三十三所観音霊場はそれぞれに札番がついていますが、この札所の番号は昔の参拝順路に基づいてつけられており、必ずしもその通りに巡る必要はありません。

そんな伊勢西国三十三所観音は、北はいなべ・桑名から、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。

そこで今回の記事では四日市市にある伊勢西国三十三所観音巡りのルート一例を紹介していきます。

四日市市の伊勢西国三十三所観音巡りおすすめルート

A ゴール地点 JR南四日市駅

四日市市日永東三丁目にある、JR東海・日本貨物鉄道関西本線の駅です。

↓ 最短距離 500m

B 第25番 勅願院観音寺|四日市市

補陀洛山(ふだらくざん)勅願院観音寺は、港に出現した如意輪観音を信仰した聖武天皇が737年に創建したお寺で、後奈良・正親町・後陽成の三天皇天皇の勅願所(天皇の命令によって鎮護国家などを祈願する場所)となっていた事も、寺名の由来となっています。

寺が創設に由来する如来輪観音の像は、今も本堂で祀られており、頭が8つ、脚が4本の霊鳥に乗った観音像で、四足八鳥(しそくはっちょう)観音と呼ばれ、全国でも唯一無二の存在である事より、1992年に県の指定有形文化財に登録されています。

↓ 最短距離 9.5㎞

C 第26番 垂坂観音寺(たるさかかんのんじ)|四日市市

垂坂山 観音寺(たるさかさん かんのんじ)は「垂坂山のお大師さん」「元三(がんざん)さん」の愛称で地域の信仰を集めている天台宗のお寺です。

本尊には開運厄除けのご利益があるとされ、おみくじの創始者とも言われる慈恵大師良源(元三大師)を祀っており、1100年以上の歴史を誇っています。

↓ 最短距離 5km

D 第28番 宝性寺(ほうしょうじ)|四日市市

聖武天皇が740年にこの地に訪れた際、休憩場所とした場所で、勅願(天皇の祈願、それに基づいて建立された寺社)によって建立されたと言われるお寺で、四日市市蒔田(まきた)の「まいたの観音さん」として親しまれています。

↓ 最短距離 2km

E 第27番 長興寺(ちょうこうじ)|四日市市

漁師町として栄え、今もなお8月に荒海で鯨を追う捕鯨を再現した民俗行事「鯨船神事」が行われる四日市市富田地区六郷の多くの信仰を集めました。

722年に諸国を行脚していた泰澄(たいちょう)という僧侶が夢告(むこく)により、大木から1日一夜にして大日如来を彫り、安置したのが始まりと言われ、今も本尊は大日如来です。

↓ 最短距離 500m

F スタート地点 JR富田駅

四日市市富田三丁目にある、東海旅客鉄道の駅です。

伊勢西国三十三所観音霊場を走り歩こうシリーズ

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(鳥羽編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(伊勢編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(伊勢~大台編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(大台~松阪編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(津編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(亀山編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(鈴鹿編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(いなべ~菰野編)

伊勢西国三十三所観音を走り歩こう(桑名編)

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