伊勢市~大台町の伊勢西国三十三所観音を巡ろう
伊勢西国三十三所観音霊場(いせさいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)は、三重県内にある観世音菩薩で構成された霊場で、お伊勢参りとともに多くの参拝者が訪れる由緒ある古巡礼です。
伊勢国安濃津の僧・道源が開創したと言われており、少なくとも千年以上の歴史を持つとされています。
伊勢西国三十三所観音霊場はそれぞれに札番がついていますが、この札所の番号は昔の参拝順路に基づいてつけられており、必ずしもその通りに巡る必要はありません。
そんな伊勢西国三十三所観音は、北はいなべ・桑名から、南は伊勢市・鳥羽市までと広範囲にわたっており、一気に走って歩いて巡るのはほぼ不可能。
そこで今回の記事では伊勢市~大台町に向かう伊勢西国三十三所観音巡りのルート一例を紹介していきます。
伊勢市~大台町の伊勢西国三十三所観音巡りおすすめルート
伊勢市駅|伊勢市
伊勢市吹上一丁目にある、JR・近鉄の駅です。
伊勢神宮外宮やその別宮・月夜宮に参拝に行くなら、この駅で降りるのがお勧めです。
次のポイントまで1.5㎞
第5番 中山寺|伊勢市
中山寺(ちゅうざんじ)は伊勢神宮内宮と外宮の間に位置する、臨済宗妙心寺派の三重県で最も古いお寺です。
境内にある乾達婆堂には、釈迦八部衆の一人である乾達婆神王を祀り、子供の「かんの虫」を封じると信仰されていて、この信仰は300年以上も続いているそうです。
次のポイントまで11.5㎞
第4番 田宮寺|玉城町
内宮の神主を務めていた荒木田氏が、内宮に祀られる天照大御神にお経を捧げるために建立したと言われてるお寺です。
国の重要文化財である本尊の十一面観世音菩薩は、2月と8月にご開帳されます。
次のポイントまで7.5㎞
元9番 國束寺|度会町
國束寺は度会町の国束山山頂に聖徳太子の名によって建立されたのが始まりとされ、伊勢の金剛證寺と並ぶ南伊勢の名刹として栄えていました。
戦後に一部を大阪の四天王寺に移したうえ、国束山麓に移築し、現在に至っています。
次のポイントまで8.5㎞
第4番 千福寺|大台町
千福寺は推古天皇の時代、聖徳太子が像高150㎝の尊像を一刀三礼彫刻された霊像にして、無量山に一宇を建て安置したのが始まりと言われています。
地元では「やないばら観音」の名で親しまれ、安産や縁結びのご利益があると多くの人が訪れています。
次のポイントまで4.5㎞
栃原駅|大台町
多気郡大台町栃原にあるJR東海紀勢本線の駅です。
伊勢西国三十三所観音霊場を走り歩こうシリーズ
伊勢西国三十三所観音(鳥羽編) 約15㎞
青峯山の山頂にある正福寺に向かう峠走からスタートして、鳥羽駅近くにある金胎寺までを走るコースです。
伊勢西国三十三所観音(伊勢編) 約31.5㎞
金剛證寺に向かう朝熊山の登山道が難関となる、伊勢市内の伊勢西国三十三所観音霊場を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(大台~松阪編)25㎞
多気町の誇る3つのお寺をめぐった後、松阪駅のすぐ近くにある継松寺まで走り抜けるコースです。
伊勢西国三十三所観音(津編)23㎞
長谷山の中腹にある長谷寺に向かう道中が最大の難所となる、津市内の5つの伊勢西国三十三所観音を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(亀山編)21.5㎞
小高い場所にある宗徳寺や野登寺に向かう道中が難所となる、亀山市の伊勢西国三十三所観音霊場を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(鈴鹿編)27㎞
鈴鹿サーキット周辺のアップダウンを超えて鈴鹿市を東西に広く4つのお寺を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(四日市編)17.5㎞
四日市を南から北まで、比較的フラットな道を走り進めながら4つのお寺を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(菰野・いなべ編)17.5㎞
菰野町からいなべ市に向かうきつめのアップダウンが続く道を走りながら、3つのお寺を巡るコースです。
伊勢西国三十三所観音(桑名編)23㎞
ゴールとなる多度観音堂に向かうきつめのアップダウンが最大の難所となる、桑名市の5つのお寺を巡るコースです。
投稿者プロフィール
-
合同会社ランシス代表社員。
合同会社ランシスは「ランウォーク」×「ツーリズム」×「WEB」を通じて、三重を走る、歩くモチベーションを創っていきます。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。
個人ブログ | セカンドウィンド四日市サイト | 三重県ウオーキング協会サイト
最新の投稿
- ウォーキングコース2024年10月24日とことめの里とコスモス畑を巡る道(1.5㎞)
- ウォーキングコース2024年10月21日横山展望台満喫コース(3.4km)
- 神社・寺院2024年10月21日玉せん寺|久居初代藩主により創建された藤堂家の菩提所
- 城郭・史跡2024年10月21日子午の鐘|大正時代まで久居の自慢となった音色を鳴らした鐘
この記事へのコメントはありません。