三重県内の延喜式内社に比定される由緒ある神社を走って巡ろう

三重県内の延喜式内社を巡ろう

平安時代中期に国によって編纂された延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に名前が掲載されている式内社の中には、今も地元の人々を中心に厚く信仰されている由緒ある神社がほとんどです。

そんな式内社は普段なかなか訪れる事のない地域にも数多く点在し、走り歩いて巡れば、よりディープな三重を発見する事も可能です!

延喜式内社ってなに?

平安時代中期に国が制定した「延喜式(養老律令という法律の施行細則)」の「神名帳(じんみょうちょう)」という帳簿には、国が特に手厚く支援した神社2,861社(祭神の総数は3,132座)の名前が登録されていました。

この神名帳に名前が登録されている神社の事を「延喜式内社(えんぎしきないしゃ)」もしくは「式内社(しきないしゃ)」と呼びます。

平安時代は県や市町村ではなく国・郡

延喜式が編纂された平安時代には都道府県や市町村はなく、国・郡・里の三段階の行政組織に編成されていました。

現在の三重県は伊勢国、伊賀国、志摩国、紀伊国の一部と4つの国に分かれており、このサイトでは国郡別の式内社を紹介しています。

伊勢国の式内社

員辨郡 十座 比定社 13社 いなべ市全域と桑名市
桑名郡 十五座 比定社 16社 桑名市の大部分
朝明郡 二十四座 比定社 24社 四日市市の一部、川越町・朝日町全域、菰野町の一部
三重郡 六座 比定社 10社 四日市市と菰野町の大部分
河曲郡 二十座 比定社 25社 鈴鹿市の一部
鈴鹿郡 十九座 比定社 26社 亀山市の大部分と四日市市・鈴鹿市・伊賀市の一部
奄藝郡 十三座 比定社 18社 鈴鹿市・津市・亀山市の一部
安濃郡 十座 比定社 13社 津市の一部
壹志郡 十三座 比定社 17社 津市・松阪市の一部
飯高郡 九座 比定社 7社 松阪市の大部分と多気町
飯野郡 四座 比定社 7社 松阪市の一部
多氣郡 五十二座 比定社 38社 明和町と松阪市の一部
度會郡 五十八座 比定社 59社 鳥羽市

伊賀国の式内社

阿拝郡 九座 比定社 9社 伊賀市の北部
伊賀郡 十一座 比定社 10社 伊賀市の南部
山田郡 三座 比定社 24社 伊賀市の一部
名張郡 二座 比定社 2社 名張市の大部分

志摩国の式内社

答志郡 三座 比定社 3社 伊賀市の北部

 

 

 

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